「Be the Best」――頂を目指して
「Be the Best」――頂を目指して
昨シーズン、終盤に見せた怒涛の7連勝は、確かな成長と可能性を感じさせた。
しかし、目指していたフューチャーリーグ優勝・プレミア昇格には、あと一歩届かなかった。
届かなかった一歩を埋めるため、山梨クィーンビーズは新たな挑戦のシーズンを迎える。
今シーズンのチームスローガンは「Be the Best」。
この言葉には、「フューチャーリーグ優勝・プレミア昇格」という明確な目標はもちろん、
バスケット選手として、そして一人の人間として、常に最高を目指して努力を惜しまない。
そんな強い決意が込められている。
そのスローガンを象徴するように、今季のポスターには霊峰・富士が描かれた。
「頂を目指す」というチームの精神を、山梨、そして日本の象徴である富士山に重ね、その麓で開幕戦を迎えることには、特別な意味がある。
石川幸子ヘッドコーチは「これまで積み上げてきたものを信じ、全員で勝ちを掴みにいく」と語り、キャプテン・井上桃子は「自分たちらしいバスケットで、開幕戦から勢いをつけたい」と力を込めた。
相手はアランマーレ秋田。
クィーンビーズは、チーム力と結束で真っ向から挑む。
7連勝の先に見えた“本当の強さ”を証明するために。
富士の麓から、再び挑戦が始まる。
“Be the Best”。最高を目指して、頂へ。
ヘッドコーチ・選手の談話
石川幸子ヘッドコーチ
開幕を明日に控え、チームの状態はいいと思います。選手たちは気持ちをしっかりと入れて準備してくれていますし、ここまでやってきたことを出すだけです。
3シーズン目の開幕を迎えますが、やはり結果を残したいという思いは強くあります。ただ、結果ばかりを意識してしまうと本来の力が出せなくなるので、1試合1試合、1日1日を大切に積み重ねた先に優勝があると思っています。選手たちが自信を持って、集中してプレーできるようにサポートしていきたいです。
今季のリーグは例年より期間が短く、あっという間に終わってしまう感覚だと思います。その分、一戦一戦が非常に大事ですし、特に開幕戦はチームとして勢いをつける意味でも大切な試合になると思っています。
クィーンビーズが見せたいのは、「チームで戦う姿」です。オフェンスもディフェンスも、個人ではなくチーム全体でプレーできたときに、良いバスケットが生まれます。そこは今季の大きな特徴です。
また、新加入のマレム選手やハディ選手といった高さのある選手たちをどう生かせるかもポイントになります。彼女たちの存在がチームに良い影響を与えてくれていると感じます。
開幕を前に、選手たちと改めて目標・数値を確認し合いました。その中で「このチームで優勝したい」という強い気持ちを口にする選手が多く、チーム全体にポジティブな雰囲気が広がっています。
苦しい時間帯や思うようにいかない時期は必ずありますが、どんな時でも前を向いて頑張れるチームは強いと思います。マレム選手やハディ選手など、他チームから来た選手たちが「このチームは優勝できる」と言ってくれることが、みんなの自信にも繋がっています。
昨季の開幕は少し硬さがあり、自信を持ちきれないまま入ってしまったところが反省として残りました。ですが、今年はそこをしっかりと修正できていると思います。タフな練習を積み重ね、選手たち一人ひとりが切磋琢磨して成長しています。
相手のアランマーレ秋田はサイズアップしていて、高さのあるチームですが、警戒しつつも、自分たちのバスケットを貫くことが一番大事だと思います。
ホーム富士北麓公園体育館で、最高のスタートを切りたいです。今シーズンも温かい応援をよろしくお願いします。
チームの状態は全体的に良くなってきていると感じています。もちろん良い日もあれば悪い日もありますが、そうした山あり谷ありの中で積み上げてきた結果、オフェンス・ディフェンスともにチームとしてレベルアップできていると思います。
シーズンを通して重要になるのは、「勝ちたい」「優勝したい」という強い気持ちを持ち続けることだと思います。最初から受け身になってしまうと、相手に勢いを与えてしまいます。どんな状況でも40分間、常にアグレッシブな気持ちを出し続けることが勝負の鍵になると思っています。
個人的には、これまでどおり得点やリバウンドでチームに貢献したいですが、今シーズンは特にディフェンス面を重視しています。強いプレッシャーをかけ続けることでチーム全体に良いエネルギーを与え、相乗効果でより良い守備ができると思っています。昨シーズンの終盤に勝ち星を重ねられたのも、ディフェンスの強度を保てたからだと思います。オフェンスは波があっても、ディフェンスは自分たちの意志で安定させられる部分です。どんな相手にも強度の高い守備を貫いて戦いたいです。
そして、地元・山梨で開幕戦を迎えられることをとても嬉しく思います。いつも私たちを一番に応援してくださる山梨の皆さん、ファンの皆さんの存在が本当に力になっています。その声援に応えるためにも、勝利という形で恩返しができるよう全力で戦います。ファンの皆さんとともに、喜びを分かち合えるシーズンにしたいです。
昨シーズンに比べ、チームのまとまりは確実に良くなってきていると感じています。
移籍選手が加わったことで新たな刺激が生まれ、チーム内での意識の切り替えも早くなりました。人数が大きく入れ替わった分、コミュニケーションの機会も自然と増え、今はお互いのプレースタイルをしっかり理解し合えていると思います。
昨季の開幕前は、少しピリッとした緊張感に欠けたままシーズンへ入ってしまった部分がありましたが、今年はその点も改善されています。
ユナイテッドカップのトヨタ紡織戦では立ち上がりに課題が見えたので、同じ流れでアランマーレ秋田戦に入らないようにしたいです。
とはいえ、チーム全体の底上げはできているので、仮にスタートが崩れてもセカンドユニットがしっかりと流れを立て直してくれると思います。
昨年はケガの影響で思うようにプレーできない期間がありましたが、今年はしっかりと準備を重ねてきました。
どの時間帯でも自分の役割を果たし、チームに流れをもたらせるよう意識しています。
シュートチャンスを増やし、アグレッシブなプレーでチームを勢いづけたいです。
地元・山梨で迎える開幕戦には特別な思いがあります。
ただ、ホームだからといって力みすぎず、いつも通りのプレーを心がけたいです。
個人プレーではなく、チームとして積み上げてきたことを40分間出し切れば、結果は必ずついてくるはずです。
チームの雰囲気はとても良く、全員が元気に練習に取り組めています。大きなケガをしている選手もおらず、開幕に向けて全員がコートに立てる状態であることが何より嬉しいです。ディフェンス面では強度が上がり、オフェンスでも2対2などのチームプレーがしっかり噛み合ってきました。
私は今シーズンでWリーグ6年目になります。これまで多くの経験を積んできたからこそ、今はそのすべてをチームに還元したいと思っています。山梨クィーンビーズの一員として、チームを引っ張り、優勝を目指して全力で戦います。自信はありますし、スピードを武器に、全試合で勝利を重ねていきたいです。
開幕へ向けて大切なのは、しっかりとした準備だと思います。ユナイテッドカップのトヨタ紡織戦では、立ち上がりに課題がありました。その経験を活かし、次は同じことを繰り返さないよう、スタッフと選手が一体となって改善に取り組んでいます。最初から最後まで集中して、自分たちのバスケットを貫きたいです。
そして、地元・山梨で迎えるホーム開幕戦をとても楽しみにしています。前回の試合では、初めて自分の名前を呼んで応援してくれる声が聞こえました。その声が本当に力になりました。富士北麓公園体育館で、もっとたくさんの声援を受けながら、ディフェンスとスピードあるプレーでチームを勝利に導きたいです。
アーリーエントリーを含め、Wリーグで4年目を迎えます。これまでの3シーズンで多くの経験を積んできましたが、今年はそれをしっかりとチームに還元したいと思っています。開幕が近づくにつれ、「早く試合がしたい」という気持ちが強くなっています。
石川ヘッドコーチのもとでプレーしてきて、チームのバスケットの方向性や大切にすべき部分は理解しているつもりです。その中で、ポイントガードとしてリーダーシップを発揮することが自分の役割だと感じています。年齢やキャリアに関係なく、コート上でチームを引っ張る存在でありたい。得点やアシストといった数字で見える部分はもちろん、ゲームコントロールやディフェンスの強度など、数字には表れない部分でもチームを支えていきたいです。
今季はインサイドにマレムさんとハディが加わり、確実にリバウンド力が強化されました。さらにシューター陣の存在もチームの武器です。その強みを最大限に生かせるよう、試合の流れをコントロールしたいと考えています。
また、悪い流れの時にチームを立て直す存在になることも意識しています。時には強引にでも得点を狙い、ファウルをもらうなどして流れを変える――そんなプレーでチームに勢いを与えたいです。
個人的には、コンディションを崩して思うようにプレーできない時期もありましたが、今は回復してバスケットを純粋に楽しめています。心身ともに充実した状態でシーズンに臨めることを嬉しく思います。
ホームで迎える開幕戦では、クィーンビーズのバスケットを見て「面白い」「また見たい」と感じてもらえるよう、責任と誇りを持って戦います。
勝負にこだわり、チームを勝利へ導けるポイントガードを目指します。
ユナイテッドカップでは、自分自身なかなかつかみきれない部分もあり、「もっと挑戦できたのでは」と感じる場面もありました。ただ、その経験を経て、今はチームとしての強みが少しずつ形になってきていると感じています。開幕に向けて、全員の意識がしっかりと揃ってきました。
開幕戦はどのチームにとっても大切なスタートです。緊張もありますが、まずは基本を大切にしたいです。
シュートの成否よりも、ディフェンスでしっかりプレッシャーをかけ、オフェンスではボールをよく動かして最適な攻めを見つける。ひとつひとつのプロセスを丁寧に積み上げることで、試合の流れをつかみたいと思っています。
山梨での生活は、新潟での生活リズムと似ている部分もあり、自然と溶け込めたと感じています。
チームメイトも温かく迎えてくれて、本当に居心地の良い環境です。昨季は新潟の一員として山梨と対戦しましたが、その時の山梨ファンの熱い応援がとても印象に残っています。今度はその声援を味方にして戦えると思うと、すごくワクワクします。
富士北麓公園体育館で迎えるホーム開幕戦では、皆さんの応援の力を感じながら、自分のプレーで応えたいです。
クィーンビーズには個性豊かな選手が揃っています。
たとえば池田選手には池田選手の色があり、私には私の色がある。
それぞれの持ち味を活かすことが、このチームの強みだと思います。
私は特にディフェンスからリズムを作り、スピード感ある展開に持ち込むプレーでチームに勢いを与えたい。
自分らしさを出しながら、開幕戦でチームの流れを生み出す一員として戦います。
今シーズンは、Wリーグの舞台で初めてフルシーズンを戦うシーズンになります。
サマーキャンプ、ユナイテッドカップと続けて試合を経験し、チーム全体としてもレベルアップしてきたと感じています。
自分自身もアーリーエントリーの頃に比べて、今はよりしっかりとバスケットができているという実感があります。
ユナイテッドカップでは良い点も課題も明確に見えたので、その経験を次に活かしていきたいです。
ルーキーだろうがなんだろうが、チームのために勝利に貢献できる選手になることが目標です。自分の強みは、どのポジションでも対応できるオールラウンドなプレー。与えられたチャンスの中で最適な判断をし、思い切りシュートを打つことです。
ディフェンスでは、40分間エナジーを出し続け、相手にプレッシャーをかける姿を見てほしいです。
Wリーグでは、フィジカルの強さをより実感しています。
相手の高さや力強さに対応するために、体の使い方や接触の工夫が必要だと感じています。
これまで打てていたシュートが打てなくなったり、止められたりする場面もありますが、そこでどう工夫して突破するかを意識して日々取り組んでいます。
試合を重ねながらレベルアップし、成長していきたいと思っています。
初めてのリーグ開幕戦をホームで迎えられるのは本当に嬉しいです。
富士北麓公園体育館で、ファンの皆さんの応援を背にプレーできることを楽しみにしています。
緊張もありますが、それも含めてこの舞台を楽しみながら、自分の役割をしっかり果たし、チームの勝利に貢献したいです。
気づけばWリーグで4シーズン目を迎えます。昨季は開幕戦で敗れてしまい、その後なかなかチームの流れをつかめないままシーズンに入ってしまいました。あの時の重い空気は今でも鮮明に覚えています。だからこそ、今季の開幕戦は絶対に勝って良いスタートを切りたい。その思いが一番強いです。
今年のチームは、サイズアップしただけでなく、全体のまとまりが増しました。個々の能力が突出しているというよりも、全員で作り上げるチームディフェンスが特徴です。1人で守れない場面でも、2人・3人で助け合う意識が昨年よりも明確に浸透しています。そうした「チーム力」こそ、今年のクィーンビーズの強みだと思います。
個人的には、ここまで大きなケガもなく練習を続けられていることが何より嬉しいです。昨シーズンは開幕前にケガをして、コンディションを整えるのに苦労しました。その悔しさを二度と繰り返さないよう、今季は体のケアにもより意識を向けています。シーズンを通して安定したパフォーマンスを出し続けることが、自分のテーマです。
そして、地元・山梨で迎える開幕戦。富士北麓公園体育館でプレーできることを本当に楽しみにしています。
より多くの方に会場へ足を運んでもらい、クィーンビーズの熱を感じてほしいです。
秋田との初戦は勢いのあるチーム同士の対戦になります。相手に流れを渡さないように、チーム全員で我慢強く戦い抜きたいです。
チームに加入して3年。これまでの経験を経て、今シーズンは「悔いのない一年にしたい」という思いが強いです。
プレータイムは限られていても、ベンチからチームに貢献できることはたくさんあります。声を出してチームを鼓舞したり、相手の戦術を見て味方に伝えたり。小さな積み重ねが勝利につながると信じています。
後になって「あの時声をかけておけばよかった」と後悔しないように、今こそアウトプットを増やし、チームの力になることを意識しています。
今年のチームは、得点力のある選手が揃い、攻撃の幅が広がりました。
しかし、石川ヘッドコーチが常に言うように、チームの軸はディフェンスです。ディフェンスから流れを作り、そこからオフェンスへとつなげる。強度を落とさずに40分間戦い続けることが、今年のクィーンビーズの鍵になると思います。
開幕戦の相手・アランマーレ秋田も、全員が得点できるチームです。
同じスタイルのチーム同士だからこそ、ディフェンスの完成度が勝敗を分けます。メンバーが入れ替わっても強度を保ち続け、我慢強く自分たちの流れをつかむことを意識したいです。
そして、地元・富士北麓公園体育館で迎える開幕戦を、ファンの皆さんと一緒に戦えることが何よりの力になります。
会場全体でクィーンビーズのバスケットを感じてもらえるように。
その雰囲気をつくる一員として、全力でコートに立ちます。
山梨クィーンビーズに加入し、いよいよ迎える初めての開幕をとても楽しみにしています。これまでとは違い、仕事をしながらバスケットを続けるという新しい環境の中で、最初は戸惑いもありましたが、今は短い時間の中で集中して練習に取り組めている感覚があります。限られた時間だからこそ、1回1回の練習を大切にできるようになりました。
チームに合流して感じたのは、みんながよく話し合い、コミュニケーションをとりながら成長しているチームだということです。誰か1人が引っ張るというより、全員で意見を出し合いながら良い方向へ進んでいく。そんな雰囲気がとても心地よく、チームワークの良さを実感しています。
また、クラブとして地域に根ざしたチームであることも大きな魅力です。山梨に来てからは「地域全体でチームを支えてくれている」という温かさを強く感じます。地元の方々の思いを背負い、ファンの皆さんと一緒に戦うクラブなんだと改めて実感しています。私自身は、チーム内の競争の中でしっかりと存在感を示し、勝利に貢献できるよう努力を重ねていきたいです。
まずは自分にできることを全力でやり、チームの一員として信頼を得ることが目標です。
開幕戦を地元・富士北麓公園体育館で迎えられるのは本当に嬉しいです。これまで遠征中心のチームにいた分、ホームの声援を間近で感じながらプレーできるのは新鮮で、とても楽しみです。地域の皆さんと一体になり、「山梨の力」で勝利をつかめるように全力で戦います。
チーム全体の雰囲気はとても良くなってきています。
練習でもお互いに声をかけ合い、連携の精度も上がってきました。開幕戦はホームゲームということもあり、たくさんのファンの方が来てくださると思います。だからこそ、チーム一丸となって笑顔でプレーしたいです。
今シーズンの自分のテーマは「笑顔」。どんな場面でも、笑顔を忘れずにコートに立ちたいと思っています。
昨シーズンは開幕戦に出場できず、悔しい気持ちを抱えたままシーズンが始まりました。
だからこそ、今年はコートに立ってスタートを切れることが何より嬉しいです。今は離脱している選手もおらず、全員がそろって開幕を迎えられるので、チーム全体で良い流れをつくりたいです。
昨季果たせなかったフューチャーリーグ優勝、そしてプレミア昇格という目標を実現するためにも、開幕戦は非常に重要な一戦になると思っています。
その目標を達成するために必要なのは「団結力」だと思います。
試合の中では必ず流れが悪くなる時間帯があります。そんな時こそ、ベンチとコートが一体となって盛り上げ、気持ちを切らさずに戦い続けることが大切です。昨シーズンの7連勝も、全員が同じ方向を向き、良い雰囲気で試合に臨めたことが大きかったと思います。今季はその一体感をシーズンの最初からつくり上げていきたいです。
個人的には、限られたプレータイムの中でも、自分の持ち味であるシュートを確実に決め切ることを意識しています。
打てる本数は多くないかもしれませんが、その1本を決める責任と自信を持って臨みます。
チームの勝利に貢献できるよう、安定したプレーと笑顔でシーズンを戦い抜きたいです。
メンバーも入れ替わりましたが、今はお互いの特徴を理解し合いながら、良いチームになってきていると感じています。全員がそれぞれの持ち味を発揮し、チームプレーを徹底できれば、間違いなく強いチームになると思います。
昨季との違いは、全員の「共通理解」がより明確になっていることです。これまでは試合中に「次に何をすべきか」が曖昧になることもありましたが、今は全員が同じ考えで動けるようになり、良い雰囲気の中で練習ができて、チームとしての完成度が上がってきたことを実感しています。
個人としては、シュートだけでなく、それ以外の部分でもチームに貢献できる選手になりたいと思っています。味方を生かすために自分が動き、スクリーンやカッティングで流れをつくる。もちろん大事な場面では、自分でフリーを作り、決め切る強さを発揮したいです。これまで以上に、チームバスケットの中で自分の役割を広げていきたいと思っています。
今シーズンのクィーンビーズは、ディフェンスから流れをつくるチームです。フューチャーリーグでは各チームに外国籍選手がいますが、リバウンドをビッグマン任せにせず、全員でボールに絡み、ルーズボールを支配していく。その意識を40分間貫くことが、優勝への鍵だと感じています。流れが悪い時こそディフェンスで粘り、全員が気持ちを切らさずに戦い続けることを大切にしたいです。そして、地元・富士北麓で迎える開幕戦。地元で試合ができることは本当にありがたいです。昨年は「勝ちました」と笑顔で言えなかった分、今年は必ず勝利して勢いをつけたい。
2連勝で最高のスタートを切ります。
ユナイテッドカップでは、自分たちのバスケットができずに敗れたことが大きな反省でした。
トヨタ紡織の力を感じた試合でもありましたが、同時に自分たちの課題が明確になった一戦でもありました。あの負けをきっかけに、選手同士でのコミュニケーションがより活発になり、練習の中でもお互いに意見を出し合うようになりました。チームとしての結束力が確実に高まっていると感じます。
個人的には、ユナイテッドカップで試合の流れを変えるプレーができた場面もありましたが、それを継続できなかったことを課題に感じています。
トヨタ紡織のように、相手にやりたいことをさせないディフェンスを体現できるよう、日々の練習で意識しています。昨年は敗戦を引きずってシーズンに入ってしまいましたが、今年はたとえ負けても「内容のある敗戦」として前向きに捉え、次につなげられるようにしたいと思います。
個人としては、もっと得点に絡むプレーを増やしたいです。
チーム全体の課題でもある「60点の壁」を越えるためにも、シュートへの意識を高め、ゴールに向かう姿勢を40分間継続することを心がけています。4年目を迎え、チームを支える立場としての責任を感じながらも、勢いを与える存在になりたいです。支えるだけでなく、試合の流れを変えられるようなプレーでチームを引っ張っていきたいと思います。
昨シーズン後半の連勝を経て、私自身も精神的に成長できました。
今年はその経験を生かし、より落ち着いた気持ちで開幕を迎えられています。
チーム全員で成長を続ける姿勢を貫き、今季こそフューチャーリーグ優勝を掴み取りたいです。
いよいよ開幕を迎えます。
自分のコンディションもチームの状態もとても良いと感じています。ここまで全員が同じ目標に向かって努力を重ねてきました。練習中も声を掛け合い、チーム全体の雰囲気がとてもポジティブです。シーズンが始まるのが本当に楽しみです。
山梨クィーンビーズに加入して、最初に感じたのはチームの温かさでした。
バスケット以外の場面でも、みんなが優しく接してくれて、とても居心地の良い環境です。新しい土地での生活にもすぐ慣れることができました。山梨はフルーツがとても美味しく、自然も多くてリラックスできる場所がたくさんあります。そんな環境の中で毎日練習に取り組めることが嬉しいです。
今シーズンは、自分にとってWリーグ4年目のシーズンになります。
これまで以上に充実したシーズンにしたいという気持ちが強いです。プレーの中では、ディフェンスを一番大事にしています。ディフェンスがしっかりできれば、チーム全体の流れをつくることができるからです。リバウンドやルーズボールにも積極的に関わり、チームを勢いづけられるようなプレーを見せたいと思います。
これまで積み重ねてきた経験を生かし、どんな試合でも安定したパフォーマンスを発揮したいです。
得点だけでなく、チームメイトを助けるプレー、守備の一歩、リバウンドの一手を大切にしたい。どんな時間帯でも全力で走り抜き、最後まで戦い続けます。
ホーム・富士北麓で迎える開幕戦。
たくさんのファン・ブースターの皆さんが応援に来てくださると思うと、とてもワクワクします。声援が力になるし、それがあるからもっと頑張れる。ファンの皆さんと一緒に戦えることに感謝し、最高のスタートを切りたいです。